築100年の土蔵を解体した時にでた欅の板を床にしたこのお部屋。10畳間。
欅の板と板の間には茅葺き屋根を解体した時にでた煤竹を入れてあります。
これに漆を塗るお仕事がありました。
この家自体が築150年以上という古民家です。
今は製材機で丸太を板に挽きますが、昔は木挽き職人さんが大鋸を使って手作業で挽いていました。
この欅の板に見える斜めの線は木挽きさんが大鋸で挽いた挽き跡です。
この挽き跡に迫力を感じながら、
また、挽き跡が良い景色になってると感じながらのお仕事でした。
木挽き職人の林以一さんが語り、
かくまつとむさんが聞き書きした
「木を読む」という本があります。
その本によると現在木挽き職人さんは全国でせいぜい10人ほどだそうです。
10年前に初版の本なので今はもっと少ないかもしれません。
普段は作品制作をしていますが、ご依頼があればこんなお仕事もします。
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